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今月の主題 意識障害へのアプローチ 意識障害の診断
軽い意識障害の診かた
著者: 原田憲一1
所属機関: 1東京大学医学部・精神神経科
ページ範囲:P.1846 - P.1849
文献購入ページに移動 昏睡や中等度以上の意識障害はそれほど診断に困難はない.
――もちろんその場合でも,心因性の失神状態や緊張病性昏迷などと,身体因性の昏睡を的確に鑑別するのは時にむずかしいし,また同じ重症の脳機能喪失状態である失外套症候群や無動無言akinetic mutism,とじこめ症候群locked-in syndromeなどと昏睡とを区別して状態像診断することは,常に容易とはいえない.――
――もちろんその場合でも,心因性の失神状態や緊張病性昏迷などと,身体因性の昏睡を的確に鑑別するのは時にむずかしいし,また同じ重症の脳機能喪失状態である失外套症候群や無動無言akinetic mutism,とじこめ症候群locked-in syndromeなどと昏睡とを区別して状態像診断することは,常に容易とはいえない.――
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