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文献詳細

雑誌文献

medicina23巻11号

1986年11月発行

文献概要

今月の主題 意識障害へのアプローチ 脳占拠性病変と脳ヘルニア

脳ヘルニアの治療

著者: 赫彰郎1

所属機関: 1日本医科大学医学部付属第一病院・第2内科

ページ範囲:P.1866 - P.1867

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 脳占拠病変の進行により脳循環代謝障害,髄液循環障害をきたし,同時に脳浮腫の進展をみる.その結果,頭蓋内圧は亢進をきたし,脳ヘルニアを招く.また,脳ヘルニアの進展は頭蓋内圧亢進をさらに増長し,脳幹を圧迫ついには脳死の状態となる.したがって,脳卒中をはじめとする種々の脳疾患の治療で一番重要なのは脳ヘルニア対策である.しかし,脳ヘルニアも極く初期の段階では,適切な治療により救命し得るが,進行した状態においてはその救命は容易ではない.ここでは主として最近の薬物治療を中心に述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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