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文献詳細

雑誌文献

medicina23巻11号

1986年11月発行

今月の主題 意識障害へのアプローチ

代謝性脳症

アルコールと意識障害

著者: 駒ケ嶺正純1

所属機関: 1駒ケ嶺病院

ページ範囲:P.1868 - P.1869

文献概要

 アルコールに関連する意識障害は多彩である.大量のアルコール飲用は意識レベルを低下させ,頻脈,脱水などをきたし内部環境を乱す.長期間にわたるアルコール摂取は肝障害,ビタミン類の欠乏をもたらす.図は,1976年6月から1980年5月までの4年間に,都立民生病院内科に入院した患者のうち,初診時,昏迷以上の重い意識障害を認めた193例の原因の割合である.栄養状態の悪いアルコール依存症患者がそのほとんどを占める特殊な集団での集計であるが,アルコール患者における意識障害の全体像をある程度反映していると思われる1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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