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臨時増刊特集 図解 診療基本手技 Ⅰ 病歴のとり方
1.患者との接し方
著者: 河野友信1
所属機関: 1都立駒込病院・心身医療科
ページ範囲:P.2190 - P.2193
文献購入ページに移動 病歴には,病気に関する情報を収集するという目的のほかに,医療を進めやすくし,病人を理解するのに役立つという役割がある.もし病歴をめぐる情報が誤っていたり,不足したり,混乱したり,手落ちがあると,正しい医療が阻害されることになる.
正しい病歴がとれるかどうかは,どのように患者と接するかにかかっているといって過言ではない.またこのことは,どのような医療を目指すのかにもかかっている.疾病中心でなく,疾病を担った病人を診るという全人的医療を志向した病歴のとり方であれば,患者の心深く踏み込んで,さまざまなパーソナルな情報を収集する必要があるので,患者との間に信頼のあるよい人間関係を作ることが特に必要となる.
正しい病歴がとれるかどうかは,どのように患者と接するかにかかっているといって過言ではない.またこのことは,どのような医療を目指すのかにもかかっている.疾病中心でなく,疾病を担った病人を診るという全人的医療を志向した病歴のとり方であれば,患者の心深く踏み込んで,さまざまなパーソナルな情報を収集する必要があるので,患者との間に信頼のあるよい人間関係を作ることが特に必要となる.
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