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文献詳細

雑誌文献

medicina23巻13号

1986年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 図解 診療基本手技 Ⅱ 理学的検査法

16.肩・背部

著者: 荒木淑郎1

所属機関: 1熊本大学医学部・第1内科

ページ範囲:P.2255 - P.2257

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肩の診察
 肩関節周囲の主な筋は三角筋,棘上筋および棘下筋である(図1).肩を前面および後面から観察し,外観,筋萎縮の有無,左右差,自発痛,局所圧痛と腫脹,運動に伴う疼痛と運動制限,放散痛などについて触診を行い検討を進める.とくに肩と上肢の運動検査は,図2のごとく各種のものがある.
 三角筋の明らかな萎縮は,廃用,腋窩神経の損傷によりおこり,棘上筋と棘下筋の萎縮は,神経損傷,肩の回旋筋腱板付着部の外傷あるいは石灰化性腱炎などでみられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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