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文献詳細

雑誌文献

medicina23巻13号

1986年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 図解 診療基本手技 Ⅱ 理学的検査法

19.皮膚

著者: 松尾聿朗1

所属機関: 1東海大学医学部・皮膚科学教室

ページ範囲:P.2266 - P.2267

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視診—皮膚のみかた
 皮膚病の診断の基本は,皮疹を正確に観察し,それをできるだけ正確にカルテに記載することである.理学的検査は主に原因の検索,病態の解明に利用される.
 そこで,皮疹をよりよく観察するための条件として,明るいところで診察するように心がける.その際,光源は太陽光であることが望ましい.人工光源ではどうしても皮疹の色調がはっきりしない.皮膚病には始発部位がある.そこで全身の皮膚を必ずみる.皮疹が無いと患者が言っても,全身の皮膚をみる習慣をつけるとよい.その際,毛,眼,口腔粘膜,歯,爪などに異常がないか注意深く診察する.特に先天性の疾患の場合には,皮膚以外にこれらの部位の病変が診断の決め手になることがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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