icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina23巻13号

1986年12月発行

臨時増刊特集 図解 診療基本手技

Ⅳ 診療手技 A 注射法と輸血・輸液

59.経管栄養

著者: 正田良介1 松枝啓1

所属機関: 1国立病院医療センター・消化器科

ページ範囲:P.2414 - P.2419

文献概要

 入院患者の20〜50%にProtein-Calorie Mal-nutrition(蛋白栄養不良症,以下PCM)が存在し,そのPCMが患者の予後を悪化させることが知られている.このPCMを改善するためには栄養療法が必要であるが,栄養療法開始への第一歩はPCMをもつ患者の発見である.すなわち,病歴,理学的所見(体重,Anthropometric measurementなど),検査所見(血清アルブミン値,血清トランスフェリン値,尿中クレアチニン値,クレアチニン・ハイト・インデックスなど)および免疫学的検査(末梢血リンパ球数,皮内反応など)に基づいて,総合的にPCMの存在を的確に診断し,栄養療法を早期に開始することが重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら