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文献詳細

雑誌文献

medicina23巻13号

1986年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 図解 診療基本手技 Ⅳ 診療手技 B 消化器検査法

62.注腸二重造影法

著者: 牛尾恭輔1 石川勉1 山田達哉1

所属機関: 1国立がんセンター・放射線診断部

ページ範囲:P.2430 - P.2435

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 約20年前までは,消化管症状を訴えた患者に対し,上部消化管の検査のみで終わる例が多かった.しかし最近では,炎症,腫瘍を問わず大腸疾患の増加が著しい.これには,①食生活の欧米化,②大腸検査法の進歩と簡便化,③医療側および患者側の大腸疾患に対する関心の深化,などが相互に関連し合っているためと考えられる.その結果,一般の診療の場で,注腸X線検査や大腸内視鏡検査を行う頻度は,急速に増えてきている.そして現在,腹部症状を訴えて来院する患者に接して,大腸疾患の知識と大腸検査法の習得なしでは,日常の診療活動に支障をきたす状況となっている.そこで以下,大腸検査のうちで主体を占める注腸X線検査について,その適応,禁忌,手技,注意点,合併症について概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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