medicina23巻13号

1986年12月発行

臨時増刊特集 図解　診療基本手技 Ⅳ　診療手技 C　穿刺および生検法

71．関節腔穿刺法

著者： 吉田輝明¹

所属機関： ¹自治医科大学・整形外科

ページ範囲：P.2462 - P.2464

適応
　急性化膿性関節炎，関節結核，痛風，偽痛風，外傷性関節血症，慢性関節リウマチ，変形性関節症，その他関節液貯留をきたす疾患において，関節液を採取し分析することは，関節疾患の診断に必要な情報を提供してくれるので，一種の生検ともいえる．さらに滑膜や軟骨の壊死物質（debris）を洗浄（pumping）するなど治療にも応用される．