icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina23巻2号

1986年02月発行

文献概要

今月の主題 止血機構とその異常 出血性疾患の臨床;病態とその診断

特発性血小板減少性紫斑病(ITP)

著者: 村上博1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部・内科

ページ範囲:P.218 - P.221

文献購入ページに移動
 特発性血小板減少性紫斑病(Idiopathic Throm-bocytopenic Purpura;ITP)の病態については未だ不明な点も少なくないが,最近の種々の免疫学的検索はITPをimmune thrombocytopeniaの1つとして位置づけ,pathogenesisは何らかの原因で産生された免疫グロブリンが血小板膜に特異的に結合し,そのために網内系への免疫グロブリンを介しての取り込みが増大し,破壊亢進による血小板減少が生ずるとしている.表1にimmunethrombocytopeniaの各種疾患を示した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?