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文献詳細

雑誌文献

medicina23巻2号

1986年02月発行

文献概要

今月の主題 止血機構とその異常 治療の進歩

von Willebrand病のDDAVP療法

著者: 高橋芳右1

所属機関: 1新潟大学医学部・第1内科

ページ範囲:P.264 - P.267

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DDAVPの薬理作用
 DDAVP(1-deamino-8-D-arginine vasopressin,desmopressin)は天然のarginine vasopressinの誘導体で,向血管作用(昇圧作用)がほとんどない状態で,強力な抗利尿作用を有し,尿崩症の治療に広く用いられている.DDAVPは同時に生体の貯蔵部位(血管内皮細胞など)からの放出により,組織プラスミノゲン・アクチベーターとともにvon Willebrand因子抗原(vWF:Ag),リストセチン・コファクター(RCof),第VIII因子活性(F. Ⅷ:C),第Ⅷ因子抗原(F. Ⅷ:Ag)の血中濃度を上昇させるので,血友病A,von Wille-brand病(vWD),尿毒症などの止血管理にも用いられている.またDDAVP投与後には,通常血漿中に存在するvon Willebrand因子(vWF)よりも高分子のlarger multimerも出現する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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