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文献概要
グラフ 内科医のための骨・関節のX線診断
(2)主なX線所見の解説
著者: 水野富一1
所属機関: 1聖路加国際病院・放射線科
ページ範囲:P.334 - P.343
文献購入ページに移動正常の骨構造と骨濃度は様々な因子によって保たれている.それらは,正常な数の骨細胞,栄養状態,内分泌のバランス,正常な神経支配と物理的刺激,および正常な肝,腎や消化管機能であり,このうちどれに異常があっても骨量の減少(骨減少症:osteopenia)が起こりうる.X線的には骨陰影の減弱が認められる.
その主な原因として,
骨粗鬆症(osteoporosis)
骨軟化症(Osteomalacia)
副甲状腺機能亢進症(hyperparathyroidism)
がある.
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