文献詳細
文献概要
新薬情報
サンディミュン(Sandimmun)—〔サンド薬品〕 一般名:シクロスポリン—抗ウイルス剤
著者: 水島裕1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学・第1内科
ページ範囲:P.366 - P.367
文献購入ページに移動 概略 シクロスポリン(ciclosporin)は,1970年にノルウェーの土壌中から得た真菌の一種であるTolypocladium infratum Gamsの培養液中より,抗菌作用を有する代謝物として抽出された.その後,種々の実験により,本薬の抗菌作用は弱いが,強力でしかも細胞毒でない免疫抑制作用を有することが明らかになり,臓器移植の際の拒絶反応の抑制としての臨床適用が試みられ,そのすぐれた効果が実証された.また,今後各種免疫疾患に対する応用に期待がもたれている.
掲載誌情報