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文献詳細

雑誌文献

medicina23巻3号

1986年03月発行

文献概要

今月の主題 アルコール障害 アルコールの代謝をめぐって

アルコールの酸素消費・血流への影響

著者: 石井裕正1 永田茂之1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部・内科

ページ範囲:P.396 - P.398

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 われわれが経口的に摂取したアルコールの8割以上は肝で代謝されており,長期間のアルコール摂取が肝における種々の物質代謝に影響を及ぼすことはよく知られている1,2).エタノールの代謝系にはアルコール脱水素酵素(alcohol dehydrogenase:ADH),ミクロソームエタノール酸化系(microsomal ethanol oxidizing system:MEOS)およびカタラーゼの3つの酸化酵素系があげられる.
 (1)CH3CH20H+NAD→CH3CHO+NADH+H(ADH)
 (2)CH3CH20H+NADPH+H+O2→CH3CHO+NADP+2H20(MEOS)
 (3)NADPH+H+O2→NADP+H202(NADPHoxidase)
  CH3CH20H+H202→CH3CHO+2H20(catalase)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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