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文献詳細

雑誌文献

medicina23巻3号

1986年03月発行

今月の主題 アルコール障害

アルコール依存症

わが国における飲酒の実態と今後の予測

著者: 樋口進1 河野裕明1

所属機関: 1国立療養所久里浜病院

ページ範囲:P.412 - P.414

文献概要

 飲酒は古くから日本の文化にとけこみ,冠婚葬祭などという公の行事にはなくてはならないものであった.また,わが国には晩酌という独特の飲酒形態があるが,これも含め飲酒は男性の特権とみなされてきていた.しかし,近年生活の西欧化に伴い,ウィスキー,ビールなどといった外来酒の消費量が増加し,逆に日本酒が低下してきたり,女性の飲酒者が増加するなど,わが国の飲酒構造が大きく変化してきている.これらをふまえ,以下,わが国における飲酒量の動向,飲酒パターン,大量飲酒者数の推定,今後の予測などについて概括してみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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