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文献詳細

雑誌文献

medicina23巻3号

1986年03月発行

今月の主題 アルコール障害

臓器障害の成り立ち—なぜ起こるのか

消化管障害

著者: 佐藤信紘1 島津亮1

所属機関: 1大阪大学医学部・第1内科

ページ範囲:P.426 - P.427

文献概要

 アルコールは空腸に至るまでにその大半が吸収されるため,空腸まではアルコールが消化管粘膜に直接接することにより,空腸以遠は血行性に至ったものにより生じると考えられている.以下,特に言及しない限り直接作用について述べる.飲用アルコールによる消化管障害はアルコールが消化管粘膜に接触し吸収される過程において生じるが,障害の程度はアルコールの濃度および消化管からの吸収量に依存する.吸収の速度は濃度に依存し,また,摂食の状態,アルコール飲料の種類によっても異なる.さらに,種差,個体差が大きい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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