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文献詳細

雑誌文献

medicina23巻3号

1986年03月発行

文献概要

今月の主題 アルコール障害 診断のポイント

多発性ニューロパチーの診断

著者: 篠原幸人1

所属機関: 1東海大学医学部・神経内科

ページ範囲:P.438 - P.439

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 日本酒にして1日3〜5合,ビールなら大びん3〜5本,ウィスキー1/4〜1/2ボトル以上を連日飲んでいると,飲酒に起因する精神神経症状が生じうるとされるが,その内で最も高頻度にみられるものが多発性ニューロパチーであり,他に小脳障害,禁断症状,痴呆,仮性球麻痺などがよくみられる精神神経症状である.一般にアルコール中毒患者では肝障害や禁断症状が目立つため,多発性ニューロパチーの存在は見逃されている場合も少なくない.
 本症はアルコールによる症状の中でも早期治療により回復の可能性があるものなので,特にその早期診断が重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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