icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina23巻3号

1986年03月発行

文献概要

今月の主題 アルコール障害 診断のポイント

高γ-GTP血症の取り扱い方

著者: 加納隆1 武藤泰敏1

所属機関: 1岐阜大学医学部・第1内科

ページ範囲:P.440 - P.442

文献購入ページに移動
 γ-グルタミルトランスペプチダーゼ(γ-glutamyltranspeptidase;γ-GTP,EC 2.3.2.2.)がアルコール性肝疾患で増加することは良く知られているが,他の多くの血清学的検査と同様,γ-GTPに関しても感度,特異性に若干の問題があり,したがって高γ-GTP血症の取り扱いに際してもいくつかの点に注意が必要である.そこで,本稿ではγ-GTPの臓器分布,細胞内の局在,生理的変動などに関する最近の知見を紹介し,高γ-GTP血症の疾患特異性,ならびにアルコール性肝疾患の診断およびスクリーニングにおけるγ-GTPの意義について解説してみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら