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文献詳細

雑誌文献

medicina23巻3号

1986年03月発行

文献概要

講座 図解病態のしくみ 内分泌代謝疾患・3

下垂体前葉機能低下症

著者: 石川三衛1 斉藤寿一1 葛谷健1

所属機関: 1自治医科大学・内分泌代謝科

ページ範囲:P.518 - P.524

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 下垂体前葉ホルモンには,性腺刺激ホルモンfollicle stimulating hormone(FSH),luteinizinghormone(LH),成長ホルモンgrowth hormone(GH),甲状腺刺激ホルモンthyroid stimulating-hormone(TSH),副腎皮質刺激ホルモンadreno-corticotropic hormone(ACTH)およびプロラクチンprolactin(PRL)がある.これらのホルモンの一部あるいはすべてが,種々の原因により後天性に分泌不全に陥った病態が下垂体前葉機能低下症である.また明らかな器質的病変を有しないで1つのホルモンのみが欠損する症例もある.一般的にこれはホルモン単独欠損症とよばれるが,広義にはやはり下垂体前葉機能低下症のカテゴリーに入るものである.本稿では下垂体前葉機能低下症について解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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