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今月の主題 消化器薬の使い方 消化性潰瘍
プロトンポンプおよびその阻害薬
著者: 岡部進1
所属機関: 1京都薬科大学・応用薬理学
ページ範囲:P.568 - P.569
文献購入ページに移動 胃粘膜壁細胞より塩酸(H+)が分泌されるが,その詳細な機序については不明であった.とくに,pH7.0の壁細胞内からpH1.0に近い胃腔内に,約100万倍の濃度勾配に逆らっての分泌には当然,能動輸送系の関与が示唆されていた.この酸分泌の最終段階の機序の一端が,近年の研究により解明されてきたので概説する.
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