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文献詳細

雑誌文献

medicina23巻4号

1986年04月発行

文献概要

今月の主題 消化器薬の使い方 消化性潰瘍

液体制酸剤の使い方

著者: 梅田典嗣1

所属機関: 1国立病院医療センター・消化器科

ページ範囲:P.572 - P.573

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 制酸剤(antacid)は胃酸を中和するアルカリ性の化合物で,H2受容体拮抗剤(H2-blockerと略す)の出現した現在でも,なお潰瘍治療剤として主流を占めている薬剤である.
 一般に"No acid,no ulcer"といわれるように消化性潰瘍の発生には胃酸の存在が必須とされ,また潰瘍痛の原因として酸の存在が重視されている.したがって,制酸剤による胃酸の持続的中和およびペプシンの不活化は,消化性潰瘍の治療上その目的に合致している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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