icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina23巻4号

1986年04月発行

文献概要

今月の主題 消化器薬の使い方 炎症性腸疾患

ステロイド坐薬および浣腸の使い方

著者: 武藤徹一郎1

所属機関: 1東京大学医学部・第1外科

ページ範囲:P.596 - P.597

文献購入ページに移動
坐薬について
 1)治療の対象
 本療法の効果は,坐薬に含まれるステロイドが粘膜に直接接することによって期待できるものであり,溶解した坐薬の到達範囲はたかだかS状結腸下部までであるので,直腸炎が最もよい対象となる1).この他,左側結腸炎,全大腸炎の治療中に直腸の炎症をとくに軽快させ,直腸温存術をより安全に行う目的でも坐薬が使用される.また,直腸温存術後の直腸の炎症に対しても用いられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら