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文献詳細

雑誌文献

medicina23巻4号

1986年04月発行

文献概要

今月の主題 消化器薬の使い方 胆道疾患

胆嚢・胆道感染症における抗生物質の選択基準

著者: 秋山健太郎1 辻本豪三1 橋本敬太郎1

所属機関: 1山梨医科大学・薬理学

ページ範囲:P.619 - P.621

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 胆嚢・胆道感染症の化学療法の実施にあたっては,起炎菌の正しい把握に努め,そのうえで起炎菌の抗生物質に対する感受性を検査し,すぐれた抗菌力を有する抗生物質のうち胆汁移行の良否などの臨床薬理学的特性を考慮し,肝,腎毒性などの副作用のできるだけ少ないものを選択するのが原則である.しかし,実際の臨床においては,緊急の場合など,起炎菌の検査,分離ができないことが多い.その場合には,高頻度にみられる起炎菌を想定して,その起炎菌に対して抗菌力が強くかつ胆汁内移行のよい薬剤を選択する必要がある.以下に,胆嚢・胆道感染症に高頻度にみられる起炎菌と,抗生物質の選択基準について解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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