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今月の主題 水電解質と酸塩基平衡 水電解質の調節系概説
尿細管機能のホルモンによる調節
著者: 鳥養省三1
所属機関: 1国立循環器病センター研究所薬理部・臨床薬理研究室
ページ範囲:P.744 - P.746
文献購入ページに移動 尿細管には形態と機能の異なる12種以上の細胞が固有の分節に位置しており,各分節を特徴づけている.図の左側に,ネフロン分節の基本的(ホルモン無しに表わされる)機能を示した.尿細管は大量の糸球体濾過液中の各成分を選択的に再吸収し,またその中へ溶質を分泌し,尿を生成する中心的役割を担うが,生体の水電解質平衡を保つためには,それらの機能の適当な調整が必要となる.
内分泌・傍分泌・自己分泌のいずれかによって分泌されたホルモンは,尿細管機能の有力な調整役として,さまざまな方法で作用している.図の右側に,ネフロン分節への直接作用が明らかにされたホルモンの各々の作用を示した.さらに,同一の細胞における2つのホルモンの相互作用が持つ生理的意義を表1にまとめた.
内分泌・傍分泌・自己分泌のいずれかによって分泌されたホルモンは,尿細管機能の有力な調整役として,さまざまな方法で作用している.図の右側に,ネフロン分節への直接作用が明らかにされたホルモンの各々の作用を示した.さらに,同一の細胞における2つのホルモンの相互作用が持つ生理的意義を表1にまとめた.
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