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文献詳細

雑誌文献

medicina23巻5号

1986年05月発行

文献概要

今月の主題 水電解質と酸塩基平衡 水電解質異常の病態生理

高Ca血症

著者: 永田直一1

所属機関: 1防衛医科大学校・第3内科

ページ範囲:P.776 - P.778

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 血清Caレベルは副甲状腺ホルモン(PTH)ならびに1,25(OH)2Dによる骨・腎・腸管の機能調節によって恒常性高く維持されている.表にはこの恒常性をやぶり,高Ca血症を来たす諸種の病態と,それぞれに関与する主な要因を示した.
 骨吸収の亢進は多くの病態でみられるが,これは生理的な因子であるPTH,1,25(OH)2Dの生成・作用の異常による場合と,腫瘍による骨破壊や腫瘍産生の局所的あるいは体液性骨吸収因子の関与する場合がほとんどである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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