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文献詳細

雑誌文献

medicina23巻5号

1986年05月発行

文献概要

今月の主題 水電解質と酸塩基平衡 臨床の話題

ビタミンD過剰症

著者: 森田陸司1

所属機関: 1川崎医科大学医学部・核医学

ページ範囲:P.884 - P.885

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 ビタミンDの過剰は腸管からのカルシウム(Ca)吸収の亢進と骨よりのCa放出を促し,その結果,血中Caを上昇せしめるが,その増加が腎よりのCa排泄閾値を越えると,高Ca血症となる(図).
 これはビタミンDの大量投与,つまり骨軟化症や副甲状腺機能低下症の治療に,ビタミンD剤が過剰に投与された場合にみられ,ビタミンD中毒症(vitamin D intoxication)とよばれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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