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文献詳細

雑誌文献

medicina23巻5号

1986年05月発行

文献概要

新薬情報

ミラクリッド(Miraclid)—〔持田〕 一般名:ウリナスタチン—物理化学的性質・薬理作用

著者: 水島裕1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学・第1内科

ページ範囲:P.918 - P.919

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概略
 ヒト尿中にトリプシン阻害物質が存在することは,1909年Bauerらによりすでに報告されていたが,ミラクリッドは持田製薬がはじめて製剤化に成功した多価・酵素阻害剤である.
 本剤はその性質から急性膵炎およびショックに有効なばかりでなく,手術の侵襲による蛋白分解の亢進を抑制することによる抗手術侵襲作用が期待されている.また,本剤は動物実験においても毒性が非常に低く,配合変化が少ないので各種薬剤との併用が可能である点が大きな特長である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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