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今月の主題 体液・電解質補正の実際 病態と輸液
アシドーシスと輸液
著者: 高橋進1
所属機関: 1日本大学医学部・第2内科
ページ範囲:P.998 - P.1001
文献購入ページに移動 酸・塩基平衡障害には,表1に示すごとく4つの基本的な型がある.血液のpHが正常域7.35〜7.45より低い場合を酸血症(acidemia)といい,これが生体内に起こる病的過程をアシドーシス(acidosis)という.血液のpHが正常域より高い場合をアルカリ血症(alkalemia)といい,これが生体内に起こる病態過程をアルカローシス(alkalosis)と呼んでいる.
呼吸性因子としてCO2分圧(Pco2)が増加する場合を呼吸性アシドーシス,Pco2が減少する場合を呼吸性アルカローシスという.また,代謝性因子としての重炭酸〔HCO3-〕の減少する場合を代謝性アシドーシス,〔HCO3-〕の増加する場合を代謝性アルカローシスという.
呼吸性因子としてCO2分圧(Pco2)が増加する場合を呼吸性アシドーシス,Pco2が減少する場合を呼吸性アルカローシスという.また,代謝性因子としての重炭酸〔HCO3-〕の減少する場合を代謝性アシドーシス,〔HCO3-〕の増加する場合を代謝性アルカローシスという.
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