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文献詳細

雑誌文献

medicina23巻7号

1986年07月発行

今月の主題 呼吸器と免疫・アレルギー

免疫からみた呼吸器感染症

マイコプラズマ肺炎

著者: 須山尚史1

所属機関: 1長崎大学医学部・第2内科

ページ範囲:P.1132 - P.1134

文献概要

 マイコプラズマ肺炎とはMycoplasma Pneu-moniae(以下M.Pn.と略す)による感染症で,小児や若年成人を中心に,急性呼吸器感染症の中で大きな比重を占める疾病である.
 免疫の立場から本症をみると,その発症機序が話題の中心となる.本症が一般に良好な臨床経過をたどることから,ヒトの感染における知見よりも,ハムスターやモルモットを用いた動物実験系,あるいはボランティアによるヒトでの感染実験が,その機序の解明に役立ってきた.未だ解明されていない部分も多いが,M.pn.の直接作用および間接作用に分けてこれをみるのがよい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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