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文献詳細

雑誌文献

medicina23巻7号

1986年07月発行

文献概要

今月の主題 呼吸器と免疫・アレルギー 免疫からみた呼吸器感染症

肺結核

著者: 久世文幸1

所属機関: 1京都大学結核胸部疾患研究所・内科第1

ページ範囲:P.1136 - P.1140

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 一般に感染症を惹起する病原菌は,便宜的に,①細胞外寄生菌(extracellular parasites)と,②細胞内寄生菌(intracellular parasites)に分けられる.
 前者はその増殖の場が貪食細胞の外にあり,通常,ブドウ球菌,レンサ球菌感染症にみられるように,急性で経過の短い化膿性炎症の形をとり,生体防御機構は好中球が主役を担い,特異的な免疫機構としては,オプソニンとして働く液性抗体(液性免疫)が補体とともに好中球の制菌,殺菌作用を助けている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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