文献詳細
今月の主題 呼吸器と免疫・アレルギー
免疫からみた呼吸器感染症
文献概要
一般に感染症を惹起する病原菌は,便宜的に,①細胞外寄生菌(extracellular parasites)と,②細胞内寄生菌(intracellular parasites)に分けられる.
前者はその増殖の場が貪食細胞の外にあり,通常,ブドウ球菌,レンサ球菌感染症にみられるように,急性で経過の短い化膿性炎症の形をとり,生体防御機構は好中球が主役を担い,特異的な免疫機構としては,オプソニンとして働く液性抗体(液性免疫)が補体とともに好中球の制菌,殺菌作用を助けている.
前者はその増殖の場が貪食細胞の外にあり,通常,ブドウ球菌,レンサ球菌感染症にみられるように,急性で経過の短い化膿性炎症の形をとり,生体防御機構は好中球が主役を担い,特異的な免疫機構としては,オプソニンとして働く液性抗体(液性免疫)が補体とともに好中球の制菌,殺菌作用を助けている.
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