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文献詳細

雑誌文献

medicina23巻7号

1986年07月発行

文献概要

今月の主題 呼吸器と免疫・アレルギー 免疫からみた呼吸器感染症

肺真菌症

著者: 木野稔也1 茆原順一2 福田康二2

所属機関: 1京都大学結核胸部疾患研究所・検査部 2京都大学結核胸部疾患研究所・内科第2

ページ範囲:P.1144 - P.1146

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 深部内臓真菌症としてわが国における頻度を剖検例からみると(この頻度は必ずしも肺真菌症を反映しているものではないが),頻度の高い順にカンジダ症,アスペルギルス症,クリプトコッカス症,ムコール症,放線菌症(アクチノミセス症),ノカルディア症の順となる(表1).
 これらの病原菌の中で,アクチノミセスとノカルディアは,現在では細菌の中に分類されているが,医真菌学においては習慣上真菌として扱われることが多い.また,カンジダとアクチノミセスは,口腔・咽頭など消化器系にも常在菌として認められるので,診断上病因的意義については注意が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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