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文献詳細

雑誌文献

medicina23巻7号

1986年07月発行

今月の主題 呼吸器と免疫・アレルギー

アレルギー性肺疾患 いくつかのタイプのアレルギー反応が関与している疾患

アレルギー性気管支肺アスペルギルス症

著者: 木野稔也1

所属機関: 1京都大学結核胸部疾患研究所・検査部

ページ範囲:P.1192 - P.1194

文献概要

 アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(aller-gic bronchopulmonary aspergillosis;ABPA)は,アトピー性素因をもつ患者の気管支内にAspergillusが持続的に生息することによって,Gell and CoombsのI型およびIII型アレルギーが成立し発症するアレルギー性気管支肺疾患である.IV型アレルギーも同時に成立しているものと思われるが,診断にはI型アレルギー(即時型皮膚反応陽性またはIgE抗体の検出)およびIII型アレルギー(6〜8時間後を最高とする遅発型皮膚反応陽性または沈降抗体の検出)の証明で十分である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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