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文献詳細

雑誌文献

medicina23巻8号

1986年08月発行

演習 —内科専門医による—実践診療EXERCISE

胸部圧迫感を伴う意識消失発作/突然の呼吸困難

著者: 後藤葉一1

所属機関: 1国立循環器病センター研究所・循環動態機能部

ページ範囲:P.1435 - P.1438

文献概要

 51歳の機械工.既往歴に特記すべきものはない.
 2年前の12月,朝食後(午前7時頃)に前胸部圧迫感(しめつけられる感じ),冷汗,便意に引き続いて意識消失をきたし,救急車で近くの病院に運ばれた.意識消失は約10分間持続したが,病院に到着した時には意識は回復し,心電図,X線,神経学的検査には異常はなかったという.以後同様の症状が2回あり,また3カ月に1回程度は意識消失を伴わない胸部圧迫感の発作があったが,いつも後遺症なく回復するので特に加療は受けていなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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