icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina23巻9号

1986年09月発行

文献概要

今月の主題 狭心症—各種治療手段の適応 一般的治療法

食事療法

著者: 佐々寛已1

所属機関: 1大垣市民病院・循環器科

ページ範囲:P.1506 - P.1507

文献購入ページに移動
 欧米諸国においては,わが国に比べ虚血性心疾患(以下IHD)による死亡率が5〜7倍と高く,また米国で生活している日本人にIHDの頻度が高いという原因の主なものは食生活の差であるといわれている.これに付随して最近米国におけるIHDの死亡率が低下してきている事実は,議論はあるものの,長年にわたる食事内容の改善効果の表れと解することができ,IHDの予防と治療に食事療法がきわめて重要であることが認識させられる.
 IHDと食事との関係で最も関連が深いのは高脂血症であるが,患者指導の上ではアルコールおよび喫煙についても認識が必要なのでここに併記した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?