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今月の主題 狭心症—各種治療手段の適応 外科的治療法
A-Cバイパス術—内科医からみた適応と問題点
著者: 斉藤頴1 日比谷和平1
所属機関: 1日本大学医学部・第2内科
ページ範囲:P.1524 - P.1525
文献購入ページに移動 虚血性心疾患に対する外科療法としてのA-Cバイパス術は,1967年に米国クリーブランドクリニックより初めて報告され,今日米国では年間15万例を越える手術が行われるようになった.わが国においても1975年頃から本格的に手術が行われ,例数も年々増加し現在では年間1,500例に達している.その手術成績は近年飛躍的に向上し,手術死亡率も1〜3%と満足すべき結果となっている.
しかしながらA-Cバイパス術の適応に関し,内科側および外科側から見て本来同一であるべきものに見解の相異があったり,また近年目ざましい進歩をとげている経皮的経カテーテル的冠動脈拡張術(PTCA)の導入などにより,従来のA-Cバイパス術の適応を再考すべき時期に来ていると考え,本稿では内科の立場から狭心症に対するA-Cバイパス術の適応と問題に関し,改めて考えてみたいと思う.
しかしながらA-Cバイパス術の適応に関し,内科側および外科側から見て本来同一であるべきものに見解の相異があったり,また近年目ざましい進歩をとげている経皮的経カテーテル的冠動脈拡張術(PTCA)の導入などにより,従来のA-Cバイパス術の適応を再考すべき時期に来ていると考え,本稿では内科の立場から狭心症に対するA-Cバイパス術の適応と問題に関し,改めて考えてみたいと思う.
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