文献詳細
今月の主題 狭心症—各種治療手段の適応
新しい治療法の試み
文献概要
急性心筋梗塞に対する内科的治療は著しく進歩したが,心筋障害に起因したポンプ失調や心破裂は未だに致死的である.
冠動脈内血栓溶解療法を主体としたPTCR(percutaneous transluminal coronary recanal-ization)療法は心筋壊死巣の拡大を阻止し,心機能の改善が期待できる治療法として急速に普及してきた.しかし,当初期待されていたほどには心筋障害の改善は認められず,種々の問題点も明らかになってきた.まず代表的な症例を呈示し,PTCRに伴う問題点について解説する.
冠動脈内血栓溶解療法を主体としたPTCR(percutaneous transluminal coronary recanal-ization)療法は心筋壊死巣の拡大を阻止し,心機能の改善が期待できる治療法として急速に普及してきた.しかし,当初期待されていたほどには心筋障害の改善は認められず,種々の問題点も明らかになってきた.まず代表的な症例を呈示し,PTCRに伴う問題点について解説する.
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