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文献詳細

雑誌文献

medicina23巻9号

1986年09月発行

文献概要

Current topics

癌患者のターミナルケア

著者: 三上理一郎14 古西満2 堅田均2 三笠桂一2 植林みどり3 堀内恵子3 黒田晶子3

所属機関: 1国立相模原病院 2奈良県立医科大学・第2内科 3奈良県立医科大学・看護部 4前:奈良県立医科大学・第2内科

ページ範囲:P.1613 - P.1619

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 近代医学は,目をみはるほどの急速な進歩を遂げた.しかし,人間の死は避けることはできず,医者はその死をみとらねばならない.アメリカでは,1960年代から末期医療についての議論が多くされるようになった.わが国では,1958年に沖中ら1)が死の様式の臨床病理学的分析を行っているが,ターミナルケアの認識が広まるのは1970年代に入ってからであった.
 筆者(三上)は,奈良へ来て10年,多くの癌の末期患者と出会い,その死をみつめ,数多くのことを学び取ることができた."死の臨床"は,これからの医療にとって,不可避で重要な問題である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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