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文献詳細

雑誌文献

medicina23巻9号

1986年09月発行

文献概要

演習 —内科専門医による—実践診療EXERCISE

糖尿,体重減少,心悸亢進,他

著者: 織田一昭1

所属機関: 1市立札幌病院・内科

ページ範囲:P.1621 - P.1626

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 71歳の女性,父が胃癌で死亡.兄が糖尿病で死亡.他特記すべきことなし.
 約3年前に高血圧と診断され現在まで治療を続けていたが,来院の4ヵ月くらい前から「身体がだるい」,「両耳の中でドキドキという拍動音がする」,「両足がむくんで歩くと疲れる」といった訴えが出現した.最近になり血圧が上昇し,通院中の医院で血糖を測定したところ食後2時間値が280mg/dl,尿糖も陽性であったため当院を紹介された.なお,この3ヵ月間に体重は58kgから48kgへ減少した.発汗は著明ではない.体動時の心悸亢進が次第に増強してきたという.口渇・多尿などの訴えはなし.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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