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文献概要
今月の主題 糖尿病診療の現況 合併症の治療と患者指導
網膜症の光凝固と硝子体手術
著者: 福田雅俊1
所属機関: 1琉球大学医学部・眼科
ページ範囲:P.52 - P.53
文献購入ページに移動 網膜症の管理・治療は,内科医と眼科医との共同作業で行われなければならない.
網膜症がないか,あっても軽症・良性のうちは,管理・治療の主役は内科医であり,原則として全身管理の適正化により網膜症の発症・進行を阻止すべきであり,糖尿病の治療と患者指導(管理)に努めているにもかかわらず網膜症が発症・進行するときは,その管理法がこの患者にとっては適正ではないことを意味する.したがって内科医は,全身管理法の適否をチェックする意味で,常に眼底病変の動きに注意すべきである.不幸にして網膜症が悪性化(増殖化)したときは,網膜症管理の主役は眼科医に移り,後述する局所的な治療処置を眼科医は実施せねばならない.これらはより早期に実施するほど効果が大きい.したがって眼科医は,局所的処置の時期を見失わぬように眼底病変の動きをたえず注意せねばならない.
網膜症がないか,あっても軽症・良性のうちは,管理・治療の主役は内科医であり,原則として全身管理の適正化により網膜症の発症・進行を阻止すべきであり,糖尿病の治療と患者指導(管理)に努めているにもかかわらず網膜症が発症・進行するときは,その管理法がこの患者にとっては適正ではないことを意味する.したがって内科医は,全身管理法の適否をチェックする意味で,常に眼底病変の動きに注意すべきである.不幸にして網膜症が悪性化(増殖化)したときは,網膜症管理の主役は眼科医に移り,後述する局所的な治療処置を眼科医は実施せねばならない.これらはより早期に実施するほど効果が大きい.したがって眼科医は,局所的処置の時期を見失わぬように眼底病変の動きをたえず注意せねばならない.
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