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今月の主題 糖尿病診療の現況 トピックス
IDDM(Ⅰ型)糖尿病の免疫療法
著者: 豊田隆謙1 佐藤譲1 新谷茂樹1 手塚幸子1
所属機関: 1東北大学医学部・第3内科
ページ範囲:P.78 - P.80
文献購入ページに移動IDDMの免疫異常についてはかなりのことが分かってきたが,焦点は膵β細胞障害過程にあてられている.体液性免疫に関しては,ラ島抗体(ICSA)あるいはインスリン抗体(ln Ab)の出現とIDDM発症と関係があり,細胞性免疫に関しては,膵β細胞障害性Tリンパ球とそれをregulateしているサプレッサーTおよびヘルパーTリンパ球に異常があり,自己免疫疾患(autoimmune disease)の1つと理解されている.したがって,免疫過程のどこを調節すれば膵β細胞障害性Tリンパ球を抑えることができるかを考えるべきである(図).
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