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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻10号

1987年09月発行

増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方

Ⅰ 感染症治療薬 中枢神経感染症

5.脳膿瘍の治療

著者: 田代邦雄1 沢村豊2

所属機関: 1北海道大学医学部・神経内科 2北海道大学医学部・脳神経外科

ページ範囲:P.1756 - P.1757

文献概要

 脳膿瘍とは,脳実質内の感染性炎症が進行し,膿瘍を形成した状態である.かつては生命予後の悪い疾患であったが,CTスキャンの出現による診断技術の飛躍的進歩とともに治療成績は向上し,高齢者,多発性膿瘍,小脳膿瘍を除けば,その死亡率は数%程度にまで改善されてきている.しかし,化学療法の発達した今日においても,脳膿瘍の発生頻度は減少していない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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