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文献概要
増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅰ 感染症治療薬 下気道感染症
11.院内感染の肺炎における第3世代セフェム剤の使い方
著者: 那須勝1
所属機関: 1大分医科大学・第2内科
ページ範囲:P.1772 - P.1773
文献購入ページに移動 院内感染による肺炎すなわち院内肺炎(nosocomial pneumonia)は,重篤な基礎疾患をもっている患者に対して発生頻度の高い合併症であり,しばしば致死的疾患となっていることはよく知られている.病院内には,それぞれの病院に,それぞれの特徴のあるいわゆる"院内細菌叢"とよばれる多剤耐性菌が住みついていて,白血病,悪性リンパ腫,腎移植患者,術後,種々の担癌生体,未熟児,高齢者,制癌剤・放射線療法・免疫抑制剤をうけている患者などのcompromised hostに肺炎を起こし,起炎菌が多剤耐性であることから.治療に難渋する.
第3世代セフェム剤は,抗菌力が強いという点から,院内肺炎の治療によく用いられているが,その使い分けは慎重を要する.
第3世代セフェム剤は,抗菌力が強いという点から,院内肺炎の治療によく用いられているが,その使い分けは慎重を要する.
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