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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻10号

1987年09月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅰ 感染症治療薬 皮膚・軟部組織・骨感染症

24.化膿性骨髄炎,関節炎の治療

著者: 砂川慶介1

所属機関: 1国立東京第二病院・小児科

ページ範囲:P.1800 - P.1801

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化膿性骨髄炎
 化膿菌による骨の感染症で,感染経路は血行性感染が最も多く,この他,周辺組織からの炎症の波及,開放性の外傷からの直接感染がある.血行性の感染は小児,なかでも男児に多く,長管骨がよく侵される.
 原因菌は新生児の骨髄炎ではブドウ球菌,B群連鎖球菌(GBS)が多く,時に腸内細菌が原因となることもある.小児ではブドウ球菌によるものが多く,次いでA群連鎖球菌,肺炎球菌によるものが認められる.白血病や悪性腫瘍で抗癌剤や副腎皮質ステロイド剤が投与されている免疫機能低下の例では,グラム陰性腸内細菌によるものがみられる(抗生剤で治療している例では緑膿菌によるものも多い).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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