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増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅰ 感染症治療薬 抗生物質の使い方
34.真菌症の薬物治療
著者: 渡辺一功1
所属機関: 1順天堂大学医学部・内科(感染症)
ページ範囲:P.1826 - P.1828
文献購入ページに移動 近年の細菌感染症に対する化学療法の著しい進歩に比較して,真菌症,ことに深在性真菌症の化学療法は著しく立ち遅れているといわざるをえないのが現状であり,深在性真菌症の化学療法剤として,副作用が強いにもかかわらず,amphote-ricin Bが最も有用な抗真菌剤として用いられている.
しかし,1970年代になり,真菌症に対する医学的関心が高まるとともに,抗真菌剤の開発研究が国内外で急速に発展し,イミダゾール系抗真菌剤のmiconazoleが本邦でも発売され,近く同系統のketoconazoleが市販される予定である.また,トリアゾール系抗真菌剤のfluconazole,itraconazoleの国内での臨床検討が開始されている.
しかし,1970年代になり,真菌症に対する医学的関心が高まるとともに,抗真菌剤の開発研究が国内外で急速に発展し,イミダゾール系抗真菌剤のmiconazoleが本邦でも発売され,近く同系統のketoconazoleが市販される予定である.また,トリアゾール系抗真菌剤のfluconazole,itraconazoleの国内での臨床検討が開始されている.
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