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文献詳細

雑誌文献

medicina24巻10号

1987年09月発行

増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方

Ⅱ 神経・筋疾患治療薬 痛みとしびれ

38.視床痛とその他deafferentation painの薬物治療

著者: 西川清方1 高橋和郎1

所属機関: 1鳥取大学医学部・神経内科

ページ範囲:P.1838 - P.1839

文献概要

 deafferentation pain1)とは,痛みの侵害受容器の活動によるものでなく,中枢および末梢神経系における痛み関連システムの障害により発現する特異な現象である.すなわち,これまで知覚入力を常に受けていた感覚中枢の神経活動が,入力の消失により,かえって感受性が亢進し,痛みを示すものである.視床痛,幻肢痛,帯状疱疹後痛がその代表的なものである.ここでは,視床痛を中心に,その病態と薬物療法について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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