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増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅱ 神経・筋疾患治療薬 脳血管障害
42.抗血小板剤の使い方
著者: 丸山征郎12
所属機関: 1鹿児島大学医学部・第3内科 2鹿児島大学付属病院・血液センター
ページ範囲:P.1848 - P.1849
文献購入ページに移動しかし,血栓の発生病理は複雑であり,血栓発症の母地を与える血管側の要因(動脈硬化など)と直接要因である凝血のプロセスがからみ合っている.抗血小板剤は主にこのうちの後者を制御する目的で使用される.したがって,血栓症の予防や治療の有効な展開には当然総合性,多面性が要求され,高脂血症,高ヘマトクリット,高血圧などの治療にも留意すべきで,その上で抗血小板剤の有効性が発揮されるということを念頭に入れておく必要がある.
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