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増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅱ 神経・筋疾患治療薬 痙縮と異常運動
49.痙縮の薬物治療
著者: 田代邦雄1 松本昭久2
所属機関: 1北海道大学医学部・神経内科 2国立療養所札幌南病院・神経内科
ページ範囲:P.1866 - P.1868
文献購入ページに移動一般に伸張反射は他の制御系からの調節をもうけているが,脊髄レベルでは介在ニューロンを介して,主動筋の腱器官および拮抗筋の筋紡錘よりの入力信号が,単シナプス性伸張反射に対して抑制性の制御をしている.その他,皮膚などの感覚受容器からの屈筋運動ニューロンへの多シナプス性の興奮性制御,およびレンショー細胞を介するα運動ニューロンへの反回性抑制などの制御もなされている.一方,脳からは錐体路の他,錐体外路系による多シナプス性の興奮性・抑制性の制御がα運動ニューロン自体に,あるいはα-γリンケージを介してなされている(図).
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