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増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅱ 神経・筋疾患治療薬 痙縮と異常運動
53.顔面痙攣の薬物治療
著者: 高柳哲也1
所属機関: 1奈良県立医科大学・神経内科
ページ範囲:P.1875 - P.1875
文献購入ページに移動顔面痙攣
顔面の不随意運動は多彩であり,多くの疾患がみられる.半側顔面痙攣 hemifacial spasm,眼瞼痙攣 blepharospasm,チックtic,顔面ジスキネジー orofacial dyskinesia,メイジュ症候群 Meige's syndrome(blepharospasm-oromandibular dystonia)はその代表的疾患である.このうちでorofacial dyskinesiaは顔面痙攣の概念とはやや異なり,痙攣ではなく複雑な運動が口唇,舌,頬を主としてみられる.しかし,メイジュ症候群ではblepharospasmとともにoromandibular dystoniaをも伴うことがあり,顔面痙攣の関連性からこれらをまとめて述べることにする.
顔面の不随意運動は多彩であり,多くの疾患がみられる.半側顔面痙攣 hemifacial spasm,眼瞼痙攣 blepharospasm,チックtic,顔面ジスキネジー orofacial dyskinesia,メイジュ症候群 Meige's syndrome(blepharospasm-oromandibular dystonia)はその代表的疾患である.このうちでorofacial dyskinesiaは顔面痙攣の概念とはやや異なり,痙攣ではなく複雑な運動が口唇,舌,頬を主としてみられる.しかし,メイジュ症候群ではblepharospasmとともにoromandibular dystoniaをも伴うことがあり,顔面痙攣の関連性からこれらをまとめて述べることにする.
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