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増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅱ 神経・筋疾患治療薬 免疫性神経・筋疾患
54.筋無力症の薬物治療
著者: 高守正治1
所属機関: 1金沢大学医学部・神経内科
ページ範囲:P.1876 - P.1877
文献購入ページに移動 重症筋無力症は,骨格筋の神経筋接合部後シナプス膜に局在するアセチルコリン受容体に対する自己抗体を主座にすえた免疫機構によって,その病因,病態の詳細な解明がすすめられている疾患である.
治療方針もこれと相俟って近年大きな変遷があり,従来の抗コリンエステラーゼ剤中心の姑息的な薬物療法から脱却して,比較的早期から胸腺摘出手術や副腎皮質ステロイド剤などの免疫学的治療にはいる方針がすすめられ,よい結果を得ているのが現況である.
治療方針もこれと相俟って近年大きな変遷があり,従来の抗コリンエステラーゼ剤中心の姑息的な薬物療法から脱却して,比較的早期から胸腺摘出手術や副腎皮質ステロイド剤などの免疫学的治療にはいる方針がすすめられ,よい結果を得ているのが現況である.
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