icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina24巻10号

1987年09月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい薬の使い方 Ⅱ 神経・筋疾患治療薬 ニューロパチー

57.ステロイドの使い方

著者: 遠藤一哉1 斎藤豊和1

所属機関: 1北里大学東病院・神経内科

ページ範囲:P.1882 - P.1884

文献購入ページに移動
 ニューロパチーは,代謝障害,中毒などさまざまな原因によって起こり,治療もその原因を明らかにして,それに対処することが重要である.したがって,ステロイドが第1選択剤となるニューロパチーはきわめて少なく,その数も限られており,基本的には炎症に基づくニューロパチーであろう.この炎症に基づくニューロパチーの場合,末梢神経のみに障害がある場合と,全身疾患に伴う末梢神経障害の2つに大別して考えるべきである.
 本稿ではこの点を考慮しながら,ステロイドの絶対的適応となるニューロパチーと相対的適応となるニューロパチー(表1)を中心に,その使用法を述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?